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「ファインガードプロ®」の生産工場との取り組み

今回は弊社オリジナル使い捨て防護服「ファインガードプロ®」の生産工場との取り組みについて紹介したいと思います。

防護服工場

ファインガードプロ®は、ISO9001の認証を取得している中国の弊社委託工場で生産しています。この工場は欧米をはじめ、アジア各国や自国の中国向けとグローバルに供給しています。

弊社製品(モデル名)としては、現在A01、A09、D13、D17、E19といった定番オリジナル製品のほか、エアクールのような熱中対策防護服も生産しています。

委託しているといっても、工場に全てを任せ、完成した製品を単に輸入するということではなく、すべての工程において弊社と工場で協議し、原反生地の開発、製品仕様、縫製方法、検品方法、輸送等、常に弊社の細かい品質基準を基に生産しています。

また、工場の作業者も新人からベテランまで働いているので、時として作業者間の意識にも差が生じます。これは製品の品質低下にも影響します。

その為、難しい縫製や重要な工程はベテラン作業者を配置したり、注意力が落ちないように作業者は必ず定期的に休憩を取るようにしています。また、チェックマンというフリーの品質管理担当が工場内をランダムに巡回し、抜き取りで各部分の縫製をチェックしています。そうすることで、各作業に緊張感を与えかつ品質基準を外れる製品が出荷されないようにしています。

工場視察の意味

 製品に関する様々な課題を少しでも改善すべく、我々は定期的に工場を視察に行きます。各工程が品質基準に基づいて生産されているかをチェックし、問題点があれば適宜担当者と協議します。また工場側に我々の意図や方針を直接伝えるとともに、逆に工場側の意見や要望について確認することも重要な活動のひとつです。

我々が無理難題を工場に押し付けるだけでは決して品質は安定せず、いずれ必ず大きな問題が発生します。これまで弊社は多くの海外工場との取引を通じて多様な製品に関する豊富な経験を積んできました。我々はその経験を活かし、このような継続的な活動をしてゆくことで、相互の理解が深まり、効果的に意見を交わせるようになりました。このことがお互いの信頼関係を構築し、結果として品質安定につながると確信しています。

実際にここ数年間、同工場で生産する弊社防護服での大きなクレームは発生していないことも、その裏付けのひとつと言えます。

防護服で「安全」に貢献する

 防護服の基本的役割は外部の危険物質から身を守ることです。このように我々は工場と連携し、安定した品質でお客様の「安全」を守るためのサポートをしてきました。そのうえで安定した品質は必要最低限であり、そのほかに着心地、供給面、コスト面からも安心して使っていただけるよう今後も努力を惜しまず活動してまいります。