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ケミカルプラントでの薬傷(火傷)被害事例とその対応例紹介

「化学物質を取り扱う事業現場において、薬剤や薬品などの飛沫を身体にばく露することによる、薬傷(火傷)被害が発生した」との報告と相談を受け、弊社が問題解決に携わった事例をご紹介いたします。

災害事例

作業内容:水酸化カリウム(粉体)を設備に補充する作業

その現場は水酸化カリウム(粉体)を設備に補充する作業で、暑く、長時間の作業というとても過酷なものでありました。現場では化学防護服とフルフェースのマスクを着用し作業を開始しました。防護服とマスクを別々に着用していた為、その間には隙間ができてしまい、飛散した水酸化カリウムが侵入しました。暑さで発汗していたことにより、汗と水酸化カリウムが化学反応を起こし、顔部分に炎症(火傷)が発生するという薬傷被害が発生しました。

対応事例

今回の対策としては大きく分けて2つの課題がありその2つの問題を同時に解決しなくてはなりませんでした。

  • 顔部分への飛散防止対策
  • 暑熱対策

課題解決①顔部分への飛散防止対策

フェースシールドと一体型の化学防護服を提案しました。防護服とマスクの隙間をゼロにすることで、外部から化学物質が侵入することを防ぎ、問題解決に繋げました。
商品:CHEM MAX1生地を採用したフェースシールド一体型化学防護服。
※商品詳細につきましては、弊社営業担当に直接お問い合わせください。

課題解決②暑熱対策


化学防護服の下にはエアジャケットを着用し、エアクーラー、コンプレッサーを接続することにより、常に冷たい空気を取り込みながら作業することを提案しました。


*エアジャケット+エアクーラーは現場にあるコンプレッサーに接続するだけで、防護服の内側に常に冷たい空気を送り込むことのできる画期的な暑熱対策商品です。



今回は現場に適した化学防護服と暑熱対策品の併用を提案することで、2つの課題を同時に解決することを実現しました。


作業現場での安全における不安や問題がございましたら、弊社スタッフが解決のお手伝いをさせていただきます。是非ご相談ください。


その他暑熱対策商品を取り扱っております。下記リンクより是非ご参照ください。

弊社では、危険な現場で作業をされる作業者の皆様の“安全かつ快適に”の実現に繋がる様々な商品・サービスをご準備しております。この度、労働安全衛生法対応にご利用いただけるサイトを立ち上げました。化学薬品名を入力頂くと適切な防護服を表示するサービスです。併せてご参照・活用頂ければ幸いです。