防護服・防護製品なら原田産業 お役立ち情報 化学防護服のメンテナンスと点検の重要性
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化学防護服のメンテナンスと点検の重要性

はじめに

防護服は、化学物質の被液が懸念される環境において、作業者を危険から守る非常に重要な役割を果たしています。

しかし、有毒化学物質の被液においては一般的には染み込んでいるなど目に見える(浸透)で判断されるケースが多いのですが、被液時に分子レベルで保護具の内側に入っていく(透過)という目に見えにくく、異常に気づきにくいという課題があります。今回の安衛法改正(化学物質リスクアセスメント)では不浸透・不透過の保護具の着用が義務付けられています。透過について詳しく動画で説明しております。ご参考ください。

加えて問題となるのは、被液が発生しても直ちに影響が現れない点です。その結果、がんや内臓機能への障害といった長期的な健康被害につながるおそれがあります。
有毒化学物質からの防護を確実にするためには、一般的な防護服より更に慎重な対応が必要といえます。

化学防護カバーオールの点検プログラム

  • 新品化学防護服の初期点検:受領時に装備の状態と仕様適合を確認。
  • 使用前点検:縫い目の不良、コーティングの不均一、破れ、ファスナーの不具合などを確認。光にかざしてピンホールを検出し、素材を曲げて亀裂や劣化の兆候を確認。
  • 使用後点検:使用や訓練後に損傷の有無を確認。
  • 特別点検:装備の適合性に懸念がある場合や類似装備に問題が報告された場合に追加点検を実施。

適切な保管方法

  • 汚染された防護服と未使用品のものを分離保管:交差汚染を防ぐ。
  • 保管場所の換気:湿気の蓄積を防ぐため、良好な空気循環を確保。
  • 防護服を種類ごとの整理:混同や誤使用を防ぐ。
  • メーカー指示に従った保管:折りたたみや吊り下げ方法を守る。

メンテナンス手順

  • レベル1(使用者による基本メンテナンス):簡単な清掃や微調整。
  • レベル2(社内での詳細メンテナンス):専門知識や工具を要する修理。
  • レベル3(メーカーまたは認定業者による専門メンテナンス):複雑な修理や再生。

使い捨てと再使用の考慮事項

化学物質による汚染は目に見えない場合があり、表面除染では生地内部に浸透した化学物質は除去できません。毒性化学物質で汚染されたスーツは再使用しないことが最も安全です。

結論

化学防護服のメンテナンスと点検は、危険な環境で作業者の安全を確保するために不可欠な工程です。定期的な点検、適切な保管・メンテナンス手順を実施することで装備の不備や被液のリスクを大幅に低減できます。また一定濃度以上の薬品に被液した事が確実な場合には廃棄するなどのルール設定と実行するなど、安全意識の文化が防護服の効果をさらに高めます。

最後に

弊社では、長年の経験と実績を活かし、現場のニーズに応じた製品選定から運用方法のご提案までトータルでサポートいたします。「労働安全衛生法の改正に対応し、どのように進めていったらいいのかいまいちわからない」などの疑問点などお気軽にお問い合わせください。