難燃防護服 「燃焼比較試験」 Pyrolon Plus2 VS SF不織布
以前、こちらのコラムにおいて米国Lakeland社の難燃防護服「Pyrolon Plus 2(パイロロンプラスツー)」は、難燃作業服と併用することで溶接を伴うメンテナンス作業等で高い安全性を確保できる点をご紹介いたしました。 今回は、難燃防護服「Pyrolon Plus 2(パイロロンプラスツー)が持つ生地の特性「難燃性」に関して紹介したいと思います。 新たに難燃防護服導入をご検討される際には、是非ご参考にしてみてください。

■難燃性とは
難燃性とは、「燃えない」ではなく、「燃え広がらない」という特性を意味しています。これは、溶接作業時に飛んできた火花を弾いたり、生地が全く燃えないという特性ではありません。 では、「燃え広がらない」という特性とは、一体どのようなものか。言葉ではわかり難いので、生地燃焼比較試験を通して、「燃え広がらない」という特性を明らかにしていきましょう。
■難燃防護服
「Pyrolon Plus 2(パイロロンプラスツー)」 vs SF不織布 燃焼実験
【使用する生地:2種類】
・米国Lakeland社難燃防護服「Pyrolon Plus 2(パイロロンプラスツー)」
・SF不織布(一般的にメンテナンス作業時の油汚れ対策として多く使用される)
※SF不織布とは ポリプロピレンスパンボンド(S)にポリエチレンフィルム(F)を貼り合わせた2層構造の不織布になります。一般的に水や油汚れに強く、湿気を放出するメリットがある一方、火に弱い点がデメリットです。 S:ポリプロピレンスパンボンド F:ポリエチレンフィルム
Step 1
同程度に裁断した生地を準備します

Step 2
火を近づけてみると、それぞれ引火しましたが、Pyrolon Plus 2は黒く炭化するのに対して、SF不織布は、溶け出しました。

Step 3
火を消した後、Pyrolon Plus 2は「燃え広がらなかった」のに対し、SF不織布は火を消した後も燃え続けました。

以上の実験から分かる通り、米国Lakeland社の難燃防護服「Pyrolon Plus 2(パイロロンプラスツー)」は木材チップや難燃素材が生地原料に含まれていることで、火をつけても燃えるのではなく炭化し、「燃え広がらない」ことを証明しています。この実験から「燃え広がらない」という特性を持ち合わせている生地がどのようなものかということがお分かりいただけたと思います。
*難燃性素材において採用基準となる限界酸素指数(LOI値:33以上)は、リユースのアラミド繊維以上の結果となっています。(試験データにつきましてはお問い合わせください)
■「Pyrolon Plus 2(パイロロンプラスツー)」採用による現場の問題解決
以上の実験結果より、「Pyrolon Plus 2(パイロロンプラスツー)」は以下のような問題解決につながります。 汚れ防止が必要とされる現場で、かつ、溶接等を伴う作業や火気区域で作業を行う場合、難燃作業服の上に汚れ防止として着用している一般的な防護服は、着衣火災防止の為都度脱いでから作業を行わなくてはならず、また、汚れも我慢をして作業を行わなければなりません。このことは作業者へ負担となり、作業効率性低下、作業環境の悪化にも繋がっています。
「Pyrolon Plus 2(パイロロンプラスツー)」は、「汚れ防止」と「難燃対策」の両方の機能を持つ防護服であることから、着用したままで溶接等を伴う作業や火気作業区域での作業を可能にします。防護服脱着による作業者への負担を軽減、作業効率向上、作業環境改善に貢献できます。 現場作業者の安全性と作業効率というメリットが高く評価され、これまで様々な現場で採用されています。
工場内の定修作業(メンテナンス)において溶接作業を伴う際には、是非「Pyrolon Plus 2(パイロロンプラスツー)」をご検討ください。
※溶接専用の難燃作業服ではありませんので、上記用途でのご利用をお願いします。
商品詳細につきましては下記HPをご確認ください。